ランジェリークローゼット
岩田屋本店
ランジェリークローゼットバイヤー 大門
岩田屋本店
ランジェリークローゼット アシスタントバイヤー 澤田
もう3月、早いですね。
2022年がスタートしたと思ったら、もう2か月が過ぎていきました。
前月は新しい季節を迎えるときに、
素敵なスタートを切るきっかけとなるようなランジェリーをご紹介しました。
新しいことが始まるとき、少しの不安を感じるとき、
ランジェリーの力を借りて、気分を上げてほしいと思います。
ランジェリーのあれこれを約1年間お話ししてきました。
1年という一区切りのタイミングで、少しお話しをさせてください。
私は実は、担当バイヤーになるまで、まったくランジェリーに興味がありませんでした。
20代のころは少しは気にしていましたが、出産後は全く気にする余裕もなく、
そのまま十数年を過ごしてきました。
担当になったころは、ほぼ毎日がブラキャミでした。
今思えば、サイズも適当で。
婦人肌着のバイヤーになったことにも戸惑いを感じながらのスタートでした。
まさに「右も左もわからない」状態とはこのことで。
ブラジャー、ショーツと一言では言えないくらいのバリエーションに圧倒されました。
自分の本当のサイズもわかっていないような私に、
超ベテランのアシスタントバイヤーをはじめ、熟練のスタイリストのみんなが、
「サイズがあったブラジャーを着けること」の大切さを、説いてくれました。
そしてランジェリーが女性にもたらす影響も。
左上:<キッドブルー> 右上:<シモーヌ ぺレール>
中央:<Yue> 左下:<フロラーレ バイ トリンプ>
右下:<ブラデリス ニューヨーク>
左上:<Yue> 右上:<オーバドゥ>
中央:<フロラーレ バイ トリンプ> 左下:<キッドブルー>
どのスタイリストにも「まずは毎日ちゃんとワイヤー入りのブラジャーを着けてみるのが大切。」
と口を揃えたように教えられる日々。
でも、正直あんな窮屈なのは嫌だ・・・と結構抵抗していました。
ただ、それだけ言うんだから、試してみようと思って、
採寸をまずしてもらいました。
そしたらすると、みんなが言う通り、サイズが思っているものと全然違いました!
私は長年、まったく違うサイズを自分のサイズだと思って下着を選んできていたのです。
その結果・・・
見事にバストの状態は哀しいことに・・・
それでもみんなから、「バストはケアしてあげれば変化する!」と励まされ、
私のブラジャー歴は改めてスタートしたのでした。
担当してからの約4年、確実に変化したものは3つあります。
何が私の中で変化したかというと、
先ほどお伝えしましたが、まずはシルエットです。
バストはやはり戻りを感じます。もちろん年齢には逆らえないものもありますが、シルエットは確実に変わりました。
2つ目は美意識。
お気に入りのお洋服を着るときにシルエットを美しく見せるために、シーンに合わせてランジェリーも選ぶ。
日々の生活の中で、見えないところにも自分を満たすものをきちんと選んで身に着けること。
ランジェリーへの向き合い方が変化しました。
3つ目は気持ち。
言ってしまえば、ブラジャーは正しくバストを支え、ショーツは履いていられればいいのかもしれません。
でも、そこに自分をより良く見せてくれるものだったり、
美しいものを身に着けるワクワクした気持ちをもたらしてくれるものを選んだら・・・そんな自分も素敵に感じる。
女性ならではの楽しみですよね、気分にとっても影響するんです、ランジェリーって。
私の中で最大の変化で、今では欠かせないものの一つに「ノンパテのブラジャー」があります。
パットがないので、純粋に美しいレースが肌に載ります。もちろん透け感はあります。
以前のコラムでもご紹介しましたが、美しいレースが肌に載った時の浮き出るような華やかさ。
パットがないので、自然なバストの丸みを作る。
着け心地も想像以上に軽くて楽なんです。
美しいレースに包まれる自分、とても満足度が高まることを知りました。
<オーバドゥ>のノンパテのブラジャー
ランジェリーの担当になって、
自分の気持ちや、なりたい自分に合うものをちゃんと選んでみて、
毎日自分の身体に向き合うことで、やっぱり変化はあって。
ブラジャーやシェイパー、ガードルなど・・・
キレイを作ってくれる、強い味方がたくさんあふれていて。
そこにデザインや装飾なども加わって、本当にランジェリーって、たくさんのバリエーションがあるんです。
自分に合うものを見つけて、きれいになれるかな・・・
そんな気持ちもあると思いますが、
あきらめずに自分の気持ちと身体に向き合うと、
嬉しい変化、感じることができるはずです!
だから、ランジェリーをもっともっと楽しんでみてくださいね。
もちろん悩んだときは、ランジェリークローゼットのスタイリストがいつでもお待ちしております。
これからもみなさんにランジェリーの楽しみを、
ちょっとヒントになってくれるようなお話をしていきますね。
ぜひそれぞれの「ランジェリーの扉」、開けてみてほしいと思います。
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