中秋の名月、満月を意味するMONAKA。
今回岩田屋本店でモナカの商品をフルラインナップでご紹介いたします。
世界各地で買い付けてきた珍しい天然石とダイヤを使用したジュエリーを展開しており、
宝飾品としての宝石の見方と鉱物好きとしての宝石、二つの視点から独自のセレクトで選んだ個性的な石使いと、丁寧に選んだユニークな素材とその持ち味を引き出すデザインが特徴です。
個人を表現する大切なパーソナルアイテムとして永く愛されるよう一つひとつ丁寧に手仕事で制作しています。
今回はMONAKA jewelleryのデザイナー寶神朝子氏に、クリスマスの新作を中心にジュエリーのコンセプトや思いをお伺いしました。
<MONAKA jewelleryのブランドコンセプトや製作工程に関して教えてください。>
世界各地から買い付けてきた天然石を使用したジュエリーの制作をしております。
MONAKAは石の選定基準にこだわり、天然石の魅力をそのまま引き出す事を重視してデザインをしています。
着けるお客様と宝石が主役という事を大切にしているので、石以外の部分のデザインは極力シンプルにし、天然石のジュエリーのデザインを通して自分の主張や表現は極力しないようにしています。
自然の形や色に敬意を払い、選ぶ石も色やその形を生かし、アウトラインが歪な形状のもの、原石そのままのものも使用しています。
自然の作る造形美をお借りしてジュエリーにしている、という感じです。野趣溢れる天然石の魅力を引き出す事を重視し、そこに少し実用性や装飾性をもたせた石の使い方がMONAKAっぽいという言い方があてはまるのかな、と思います。
個人的には一点物の特別な宝石とお客さまとの素敵な出会いの橋渡しをするブランドだと思っています。お客さまの中には、MONAKAを見て今までは色石に興味なかったけど興味が湧きました、と言われる方も多いです。
<クリスマスの新作デザインに関してインスピレーションやおすすめの着用方法があれば教えてください。>
今回は葉っぱの形をしたカービングという彫りの装飾が施されたエメラルドを使用したジュエリーをお持ちします。
エメラルドはMONAKAでも人気で、デザイナーもとても好きな石です。以前宝飾品の会社で働いていたのですが、その際に豪華な宝石のジュエリーも綺麗ですが、本物の素材でもう少し普段使いできる物が欲しいと思っていました。そういう考えを元に天然石を使用してジュエリー制作を始めましたが、その宝石中の一つがエメラルドになります。今まではエメラルドカットなどファセットのものをメインに使っておりましたが、今回可愛いモチーフのカービングを見つけてそれを使いジュエリーにしたいと思い採用しました。
驚く様な大胆な石使いをし、石の魅力を引き出すのがMONAKAの特徴だと考えていますので、普通のジュエリーをすでにたくさんお持ちで新しい発見を希望される方によくお求めいただいています。瑞々しいリーフカービングはそういった方のご期待にも、初めてMONAKAにいらっしゃる方にも楽しんでいただけると思います。
<MONAKAのリングを使用したおすすめのコーディネートはありますか。>
リングは石に存在感があってもアームの部分は繊細に作っているものが多いので、重ねて着けていただくのがおすすめです。特にこちらのコーディネートに使用しているHibikiというリングは、メレダイヤモンドが贅沢に散りばめられたデザインですが、地金の部分が植物の枝のような優しい印象になっているので、主役としても重ね付けでの引き立て役としても活躍します。
<MONAKAのジュエリーをどのような場面で着用してほしいなどはありますか。>
色石やダイヤなどの天然石をもっと身近に魅力的に感じて、気軽に取り入れていただればと思いデザインしています。
石の選定基準も、宝飾品の石の特品を見てきた経験を生かした基準と、内包物や色のグラデーションなどその石の持つ個性を独自の基準で判断し、両方の基準で石を選びデザインをしているので、普段着にさっとつけると華やかさが出て少し特別な気持ちになってもらえたり、フォーマルな場でのお洋服にも素敵に馴染むと思います。
ジュエリーを使うシチュエーションが絞られることのないよう、毎日いつでもずっとお使いいただけるようにと思いデザインと制作をしております。そういったジュエリーとのご縁を提供できるととても嬉しいです。
PROFILE
<MONAKA jewellery>
ブランド名は中秋の名月,満月を意味するモナカに由来。世界各地で買い付けてきた珍しい天然石とダイヤを使用したジュエリーを展開している。宝飾品としての宝石と鉱物好きとしての宝石,二つの視点から独自のセレクトで選んだ個性的な石使いや,丁寧に選んだユニークな素材とその持ち味を引き出すデザインが特徴。個人を表現する大切なパーソナルアイテムとして永く愛されるよう一つひとつ丁寧に手仕事で制作している。
<寶神 朝子氏>
ジュエリーカレッジにて彫金、デザインについて学ぶ。ベルギー、アントワープに渡欧。ファッションアクセサリーのアトリエにてジュエリーの制作とデザインを担当。年2回パリの展示会にてコレクションの発表をする。帰国後、京都のジュエリ−会社に入社しブランドを代表する商品の開発に携わる。東京にて百貨店の外商向けハイジュエリーのデザインと海外での宝石の買い付け、ダイヤモンド、貴石について学ぶ。2012年にMONAKA jewelleryを立ち上げる。
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