幾何学的でミニマルなデザインで、ジュエリー好きのみならずモード好きをも魅了するブランド「SHIHARA」。
他のジュエリーとは一線を画すモダンで非装飾的なたたずまいは、身に着ける人の個性をより際立たせる唯一無二の存在感を放ちます。
今回はSHIHARAのデザイン哲学に迫るとともに、ホリデーシーズンの新作もご紹介します。
<SHIHARAのブランドコンセプトについて教えてください。>
SHIHARAは形而上学的な観点からジュエリーの身に着け方をデザインし、時代を問わない普遍的な構造体を作り出します。
装飾的要素が削ぎ落とされたジュエリーは、身につける人と非装飾的に結びつき、本質を明確にするものです。
<今回初登場の新作“Bond”はどのようなデザインのリングでしょうか。>
"Bond"は異なる空間を有するリングのコレクション。空間の配置には規則性を持たせ、形の異なるリングがそれぞれの空間を埋めるように、繋ぐ(=bond)ことが可能なデザインとなっています。
そのコレクションに新たにソリテールタイプのリングが4型加わりました。
それぞれBond Ringの核に位置する型に約0.25ctの長方形のプリンセスカットのダイヤモンドをセッティングしています。アームの真上に緻密にセッティングすることで、パズルにように他のリングとつながり、また指にはめることで固定され、直線の美しさが際立つデザインが完成されます。
<新作“Bond”に関しておすすめのコーディネートがあれば教えてください。>
"Bond"コレクションのソリテールリングは同コレクションだけでなく、"Full Eternity" "Assemble" "Flat"をはじめとする、SHIHARAの他のリングコレクションと重ねてつける事も可能です。エンゲージとしてもファッションとしても、さまざまなスタイリングを楽しむことができます。
<どのような時にSHIHARAのジュエリーを身に着けてほしいですか。>
装飾品は人を飾るものですが、シハラのジュエリーは非装飾的。
着飾るものでなく、身につける人の気持ちを持ち上げるようなものでありたいと考えます。
<最近はブライダルリングをSHIHARAでご希望の声をよくお伺いしますが、どのようなデザインが人気ですか。>
シハラのリングはブライダルやファッションといった縛りはありません。どのようにつけていただいても良いジュエリーなので、皆さまさまざまなスタイルをお選びになります。お二人でそれぞれ違うデザインをチョイスされる事も少なくありません。
"Signet"はボリュームがあるシルエットで、ファッションリングとしてイメージされる方も多いのですが、長く愛用いただくとエッジが丸身を帯びてきます。ブライダルリングとして長く育てていく、共に成長していくようなイメージでお選びになる方も多いリングです。
またその”Signet"に正八面体のラフダイヤモンドをセットした"Un-signet" も、ダイヤモンドからお選びいただく特別なリングとしてご覧になる方も多いです。
"Oval"は5種類のリング幅(2mm、3mm、4.5mm、6mm、8mm)が選べますが、どれも内側に指なじみを意図した丸みがつけられており、指に吸い付くような着用感で、生活を共にするリングとして安心感のあるデザインです。
PROFILE
<SHIHARA>
デザイナーの石原勇太氏が2010年に設立。
2014年に表参道に路面店をオープン。2015年より海外展開をスタート。
その後、2019年には大阪店へ2店舗目となる路面店をオープン。
装飾的要素を排除したミニマルなデザインが特徴。グラフィカルな形状をベースに、それを身に着ける人との結びつきに着目したジュエリーを展開する。素材はK18ゴールドが中心。
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