美術
重要無形文化財「色絵磁器」の保持者に認定されてから10年、今なお進化を続ける人間国宝 十四代 今泉今右衛門さん。
密やかに、しかし精緻に文様を支える「墨はじき」「雪花墨はじき」、ときに高貴な光を放つ「プラチナ彩」などの技法を駆使し、日常の生活や旅先で出会った植物や風景への感動を伝えようと新たな作品を一堂に展覧いたします。
十四代 今泉今右衛門さんによるギャラリートーク
□11月9日(土) 正午~(約1時間)
□福岡三越 9階 三越ギャラリー 会場内
ごあいさつ
このたび、岩田屋三越では、「人間国宝認定十周年記念 十四代 今泉今右衛門展」を開催させていただく運びとなりました。
十四代 今泉今右衛門さんは、2014年、陶芸分野史上最年少で重要無形文化財「色絵磁器」の保持者の認定を受け、本年で10年目を迎えられました。
370年にわたり、日本の磁器の最高峰と称されてきた色鍋島。十四代 今泉今右衛門さんは、その高度な技術と品格を今に伝えることを自らの使命とし、さらに現代に生きる色鍋島の創出を目指し陶芸の道にすすんで来られました。
密やかに、しかし精緻に文様を支える「墨はじき」「雪花墨はじき」、ときに高貴な光を放つ「プラチナ彩」等の技法を駆使し、日常の生活や旅先で出会った植物や風景への感動を伝えようと、新たな作品に挑まれています。
会場には、工芸の未来を切り開く匠 十四代 今泉今右衛門さんの新作約140点を展覧いたします。
また、重要無形文化財保持団体として認定された、色鍋島今右衛門技術保存会の逸品や江戸期の色鍋島と歴代今右衛門の貴重な作品、そのゆかりの品などを展示いたします。
ぜひこの機会にご来場賜り、人間国宝 十四代 今泉今右衛門さんの新たな美の世界をご堪能くださいますようご案内申しあげます。
色絵薄墨墨はじき四季花文蓋付瓶
H61.5×W36.3×D37.6cm
色絵雪花薄墨墨はじき珠樹四季花文花瓶
Φ31.5×H36.9cm
色絵薄墨墨はじき桜四季花文花瓶
Φ20.8×H36.9cm
十四代 今泉今右衛門
1962年 佐賀県有田町生まれ
1985年 武蔵野美術大学工芸工業デザイン学科(金工専攻)を卒業
同年、福岡ニック入社
1988年 京都・鈴木治氏に師事
1990年 父・十三代今右衛門のもと、有田の家業に従事
1998年 日本伝統工芸展で日本工芸会会長賞を受賞
2002年 十四代を襲名、色鍋島今右衛門技術保存会会長に就任
2009年 紫綬褒章を受章
2014年 重要無形文化財「色絵磁器」の保持者に認定
現 在 日本工芸会副理事長を務める
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※価格はすべて、税込です。
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