ピース de ミライ
「ピース de ミライ」の企画の一環として、さまざまな企業からご紹介いただいた残反などの素材を「ピース」に、ファッションスクールの学生たちが作品づくりに取り組む「岩田屋三越ミライアワード」。
クリエイティブにおける文化・技術・感性の発信と継承をテーマに、そのミライを担う「香蘭ファッションデザイン専門学校」の学生たちがエントリー。参加作品は岩田屋本店のウインドウや店頭にて、下記の期間にご覧いただけます。
◆展示会期
2025年4月9日(水)〜4月22日(火)
◆展示場所
岩田屋本店 きらめきウィンドウ
※上記会期での展示は終了しました。
◆賞
「デザイン性」「将来性」などの項目で審査を行います。
受賞作品発表は4月23日(水)にHPにて発表いたします。
●岩田屋三越賞
●リ・スタイルバイヤー賞
●SNS賞
SNS賞は、岩田屋本店の公式Instagram・公式X(以下、「公式SNS」)を利用した投票機能を通じて、受賞作品を決定!
「デザイン性」や「将来性」を感じる作品に対して、皆さまの投票をお待ちしております。
投票期間:4月9日(水)~4月22日(火)
投票方法:
1.いずれかの公式SNSをフォローしてください。
【Xでの投票の場合】
岩田屋本店公式 @iwataya_honten
【Instagramでの投票の場合】
岩田屋本店公式 @iwataya_honten
2.公式SNSで投稿する作品に対して、それぞれのSNSの投票機能を使って、気に入った作品に投票をお願いいたします。
※投票は公式Instagram、公式Xいずれでも可能です。
※不正行為が発覚した場合は投票を無効とさせていただきます。
皆さまの投票を心よりお待ちしております。
※上記会期での投票は終了しました。
第1回 岩田屋三越ミライアワード (2025年開催) 結果発表
香蘭ファッションデザイン専門学校の学生たちが手掛けた、「三越伊勢丹ミライアワード」エントリー6作品の中から、厳正なる審査のうえ、下記2作品の受賞が決定しました。
♢ 受賞作品 ♢
岩田屋三越賞
船橋 彩矢香
『Ready to the Future』
作品コンセプト
デニムをテープ状にカットし編み上げたニットトップは、過去から未来へ繋いでゆく思いを表現しました。巻きスカートは、羽織りとしても着用でき、広げると六角形でパッチワークされた世界地図のイメージが現れます。ピースdeミライプロジェクトチームのテーマ「Ready to the Future」を象徴する作品です。
審査員コメント
「過去から未来へ」というコンセプトと、「世界平和」「世界をつなぐ」という想いを表現していることが伝わってきました。
デニム素材でニット生地生地を編み込んだり、スカートがジャケットとしても羽織れるようなデザインになっていたり、表現方法が多様的で素晴らしいです。
リ・スタイル バイヤー賞 / SNS賞
中島 桜子・松尾 珠里
『COLORFUL』
作品コンセプト
日本の衣服文化を調べる中で、大切に使い続ける「襤褸(ぼろ)」や、見た目に惑わされず真理を大切にした「蛮カラ」の思想を基に素材試作を繰り返し、5mm幅にカットしたデニムと毛糸を織り込みデニムのツィード生地を作り、蛮カラをイメージしたゆったりとしたサイズ感のジャケットとパンツを制作しました。手仕事だからこそできる温かい素材感を感じてほしい作品です。
審査員コメント
カットしたデニムと毛糸でツィード生地をつくる発想力と、それを再現して新しい生地に生まれ変わらせた手仕事に感銘しました。日本衣服の文化に着目し、現代風にリメイクした表現力が素晴らしいです。
【エントリー作品】
「Sustainability」=「未来に繋げていく循環型ファッション」
「Genderless・Inclusive」=「性別や年齢、身体を選ばないファッション」
「Past and Future」=「過去と未来を繋ぐファッション」
をコンセプトの軸として【Ready to The Future!】~サスティナブルな未来へ進もう!~
をテーマに、人の手の温もりのある、どんな日でもハッピーになれる服を、この先のミライ出逢ったこともない誰かがワクワクして袖をとおし
NORAGI
(デザイン立案)藤澤 廣和
日本の野良着から着想を得たパターン構造に現代のGジャンのディテールを組み合わせてデザインした過去と未来を繋ぐ作品です。平和や調和を象徴する三角形のピースをグラデーションにパッチワークし野良着Gシャンとショートパンツを制作しました。衿やベルト、カフスに刺し子をイメージしたステッチを施し、ショートパンツのウエストの紐にはジーンズを解体したときに出たステッチ糸でタッセルをつけています。
COLORFUL
中島 桜子・松尾 珠里
日本の衣服文化を調べる中で、大切に使い続ける「襤褸(ぼろ)」や、見た目に惑わされず真理を大切にした「蛮カラ」の思想を基に素材試作を繰り返し、5mm幅にカットしたデニムと毛糸を織り込みデニムのツィード生地を作り、蛮カラをイメージしたゆったりとしたサイズ感のジャケットとパンツを制作しました。手仕事だからこそできる温かい素材感を感じてほしい作品です。
HASHIGO
古川 朝彩・野口 雪愛・山根 緋奈
世界各国の国花と平和のメッセージを10cm×10cmのデニムに刺繍し、梯子レースで繋ぎ合わせた作品です。世界各国の国花を繋ぎ合わせることで、世界が平和でハッピーになることを願い制作しました。正方形の組み合わせという制限の中で、約200枚のピースを繫ぎ合わせてシルエットを出しています。
ROSE GARDEN
小杉 裕也・宮﨑 楓
世界中で愛される薔薇をモチーフにパッチワークしたパーツを組み合わせて制作しました。縫い代をフリンジ状に解き、柔らかい花びらを表現しました。パーツ端に着物を解いた生地でパイピングを施し、スナップボタンで構成した作品です。留める箇所を変えることで形を変化させることもできます。
Ready to the Future
船橋 彩矢香
デニムをテープ状にカットし編み上げたニットトップは、過去から未来へ繋いでゆく思いを表現しました。巻きスカートは、羽織りとしても着用でき、広げると六角形でパッチワークされた世界地図のイメージが現れます。ピースdeミライプロジェクトチームのテーマ「Ready to the Future」を象徴する作品です。
BOUQUET
浅田 杏莉・スタイリング提案(藤澤 廣和)
世界中に花束を!ブーケをイメージして制作した作品です。バナナの茎を原料にした糸を使用した生地で前後兼用のゆったりしたワンピースを制作し、短冊状にカットしたデニムの経糸を抜き、花の色や大きさ、配置のバランスにこだわり留めつけました。ベルトをしめることで花束のイメージを表現。
ファッションの未来を担う学生が、「ピース de ミライ」でチャレンジしたこととは?
香蘭ファッションデザイン専門学校 ファッションデザイン科2年プロジェクトチームの皆さまに、作品制作の中で考えたことや気づきをインタビューしました。
スタイル画作者 山根 緋奈
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