この度、岩田屋三越美術画廊にて「備前 馬場 隆志 展－蒼い窯変－」を開催させていただくこととなりました。

一つのぐい吞が窯の中に投げ入れられた割木に当たり、棚からコロッと落ちたことが、蒼い窯変を探求し始めるきっかけとなりました。

そのへしゃげたぐい吞の一部分に蒼い発色が現れていたのです。

それから十年。

土、窯詰め、窯焚きの研究を重ねてきました。釉薬を用いず薪窯の力によって土の中から湧き出る蒼い窯変。その景色は変化に富み、一つとして同じものはありません。

ぜひ、この機会に会場に足をお運びいただき、ご高覧賜りますと幸いです。

馬場 隆志

■馬場 隆志

1983年 備前焼作家 馬場洋輔の長男として生まれる

2006年 東京藝術大学彫刻科卒業

2012年 JR備前片上駅前にモニュメント制作

2012年 備前陶心会展 岡山県知事賞受賞

2014年 備前陶心会展 備前市長賞受賞

2015年 日本伝統工芸中国支部展入選

2016年 茶の湯造形展 入選

2017年 備前陶心会展 岡山県知事賞受賞

　　　  岡山県美術展覧会 岡山市長賞受賞

2019年 岡山県美術展覧会 県展賞受賞

［画像］「Torso」 径10×高25ｃｍ ／154.000円