美術

風景画への道 大津英敏展

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2025/12/23

岩田屋三越美術画廊では、自身の家族や風景を通して人と人とのつながりを大切に見つめ、その真摯な画業により洋画壇に揺るぎない地位を築いてこられた画家、大津英敏さんによる個展を開催いたします。ご家族を描いた作品には、深い慈愛と温かな眼差しが注がれ、人生を支える絆の尊さが静謐に映し出されています。また、幾度も訪れたフランス各地の風景は、大津英敏さんの創造の源泉として重要な位置を占めてきました。悠久の流れをたたえるセーヌ川とその畔にそびえるエッフェル塔、古都の心臓部たるシテ島、聖地ヴェズレーに漂う崇高な祈り、そして地中海を望む高みの村エズ——その筆は、自然と歴史、光と大気の交響をとらえ、観る者を遥かな精神的世界へと誘います。約3年ぶりとなる本展では、家族への深き想いと、フランスの大地に託された詩情とが響き合う、力作約35点を展示いたします。

 

ごあいさつ

「私の現在の絵のテーマは、大きく分けると、人物画と風景画でしょうか。上野の藝大を卒業する頃、抽象画の大いなるブームが巻起り、ほぼ1年ほど抽象絵画に取り組み、その頃権威とされていたコンクール展に入選した懐かしい思い出の大作が画庫に眠っています。今にして思えば、画面構成を考える時に、何を描き残すかということより、色彩と構成中心に連日没頭していたことが、その後の私の絵画制作にどれほどプラスになったかと思わずにはいられません。そして、恩師山口薫先生のご指導とご教示がどれほどこの後の私にとって良かったか、計り知れないものがあります。冒頭に書いた人物画と風景画について述べるとすれば、いずれも、私の住んでいた所であり、人をテーマにする場合にしても、主として家族である娘や息子達の人物画ということになりました。1979年に家族と共に移り住んだパリを中心にしたヨーロッパ。帰国後、ヨーロッパを想起することの多い北海道の函館や小樽運河であり、そして結婚以来住む鎌倉・湘南になりましょうか。パリ時代に知ったバルチュスやモランデイ、そのことによって帰国後さらに奥深さを感じることになった山口薫先生の絵画世界。まだまだこれからの私には奥深い絵画世界に進むことになるのでしょうか。」(大津英敏)

 

セーヌ川を行く白い船(油彩/H27.3×W45.5cm[M8])

画像

セーヌ川のレザンドレ

 

油彩

H38.0×W45.5cm[F8]

画像

花と七里が浜富士

 

油彩

H31.8×W41.0cm[F6]

画像

ローテンブルグの窓と赤いバラ

 

油彩

H27.3×W41.0cm[P6]

※数量に限りがある商品もございますので、品切れの際はご容赦ください。
※価格はすべて、税込です。

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