アートギャラリー

“水粒 / すいりゅう”

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2026-03-10

 

このたび、ギャラリーコンテナでは、九州産業大学 芸術学部で絵画を専攻する学生3名をご紹介いたします。

自身にまつわるネガティブな感情を潜在的に孕む「夢」を通して自己を観察し、そこに見える風景を描き出す青木千さん。

「生命」「生きた痕跡」をキーワードに、「いのち」がそれを連鎖させながら環境に適応していく過程を、油彩で染み入るように描く白石元郁さん。

絵画表現を伝達手段の一つと捉え、自身の経験から導き出された感情、思考、興味などを、いきものの姿に託して表現する園田瑞穂さん。

大学での数年間を通して表出したそれぞれの現在地を、ぜひご高覧ください。

 

企画:国本泰英さん(九州産業大学 芸術学部 芸術表現学科 美術/絵画専攻 講師)

 

 

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青木千|Aokichi

2002 福岡県生まれ
2025 九州産業大学 芸術学部 芸術表現学科 卒業
2025 九州産業大学大学院 芸術研究科1年 在籍

【略歴】
2024 「AOKICHI展」(TSUTAYA 福岡空港/福岡)、「きらくたー展」(冷泉荘ギャラリー/福岡)
2025 「第1回九州美術大学成果展」(アーティストカフェフクオカ/福岡)

「青木千・西川諒・むらせゆか3人展」(Art Gallery OWL/福岡)

「A.G.A.S2025」(Artas Gallery/福岡)

「アートフェアアジア福岡2025」(マリンメッセ福岡B館/福岡)

2026 「New year exhibition」(Art Gallery OWL/福岡)


主に自分の夢について描いています。
私の夢は、自分の体についての悩みや社会的な不安や恐怖などネガティブな感情から来ています。
夢を通して自分の潜在的な恐怖を知り、克服していくための営みが現在のテーマです。
その中で人形制作も行っていますが、人形は夢の中の私であり、見ているだけで何も出来ない【無力感】の象徴でもあります。その【無力な存在】を現実の自分に当て嵌めて、遠いどこかの苦しんでいる人達になにも出来ない私自身を慰めているようにも思えます。
私の絵は、結局自分を助けるためのものです。

 

(掲載作品)「いまはどっち?」72.7×91.0 cm、ミクストメディア・パネル、2025年

 

 

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白石元郁|Motoka Shiraishi

 

2002 熊本県生まれ
2025 九州産業大学 芸術学部 芸術表現学科 絵画専攻 卒業
2026 九州産業大学大学院 芸術研究科 造形表現専攻 博士前期課程 在籍

【略歴】
2022 「二十歳の輪郭展」(北の大地美術館/北海道)、「第71回延岡市美術展覧会」(延岡総合文化センター/宮崎)

2023 「Small Paintings」(GALLERY IRO/東京)
2024 「甘い追憶」(gallery hydrangea/東京)

「Small Paintings」(GALLERY IRO/東京)

「第4回銀座中央ギャラリー公募展」(銀座中央ギャラリー/東京)

「第20回世界絵画大賞2024 入選作品展覧会」(東京都美術館/東京)

「第3回PURO ART AWARD 入選作品展」(Hideharu Fukasaku Gallery&Museum FEI ART MUSEUM YOKOHAMA/神奈川)
2025 「山本冬彦推薦作家展22」(銀座中央ギャラリー/東京)、「30の顔 前期」(REIJINSHA GALLERY/東京)

2022 「二十歳の輪郭展」名村大成堂賞、「第71回延岡市美術展覧会」入選
2023 「メルク社・スカラシップ Art Work With Merck 2023」奨学生
2024 「第4回銀座中央ギャラリー公募展」山本冬彦賞、「第20回世界絵画大賞展2024」入選、「第3回PURO ART AWARD」入選

私はこれまで、「生命」や「生きた痕跡」を主題に、生物を描く作品を制作してきた。花や血管のクローズアップといったモチーフを通して、生きものが環境に適応し、命をつなぎ、やがて変化していく過程に関心を向けている。
生物は、生きている時間だけでなく、その役割を終えたあとも、形や気配として周囲に影響を残す。それは永続するものではなく、時間の経過とともに薄れ、変わり続けていくが、確かにそこに存在していた証でもある。私はそうした一瞬の痕跡や、移ろいの途中にある状態を捉えたいと考えている。
近年は、その関心を静物画へと広げ、生物とともに、薬やガラス器具といった人工物も画面に取り入れている。人の手によって選ばれ、整えられた人工物と、生きものの存在が同じ画面に置かれることで、人と生命との距離や関わり方が、静かに浮かびあがってくるように感じている。

 

(掲載作品)「eye 2」18.0×18.0cm、油彩・パネル、2025年

 

 

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園田瑞穂|Mizuho Sonoda

 

2003 福岡県生まれ
2026 九州産業大学芸術学部芸術表現学科絵画専攻 卒業
2026 九州産業大学大学院芸術研究科造形表現専攻博士前期課程 入学

【略歴】
2025 第35回大学日本画展 九州産業大学「鼓動」(UNPEL GALLERY/東京)

ART FAIR ASIA FUKUOKA 2025(マリンメッセ福岡B館/福岡)

 

2024 「第79回福岡県美術展覧会」福岡県知事賞
2025 「第56回福岡市美術展」大賞

絵を描くという行為は、言葉を使わなくても自身の考えや感情を表せる1つの手段であると考える。これにより、「伝える」ということを主軸に作品を制作してきた。何気ない日々を過ごしていく中で、不意に湧いてくる興味や疑問に対して調べ、これまでの経験や新しく生まれた感情、考えなどを表現している。また、生き物はそれぞれの種類や個体によってコミュニケーションの方法が異なるが、動物も人間同様「嬉しい」「好き」などの感情をもち、伝えようとする想いは同じだ。そのため、動物特有の個性を活かした伝え方でも、私の心の内側を表現出来るよう試みている。

 

(掲載作品)「寝て起きて、寝て起きる。」18.0×18.0 cm、水干絵具・岩絵具・胡粉・パネルに麻紙、2026年

 

 

 

※作品価格につきましては、岩田屋本店 本館2階 Gallery CONTAINER / ギャラリーコンテナ 070-7028-6345(直通)までお問い合わせください。

※品切れの際はご容赦ください。

※実際の作品と仕様・色味が多少異なる場合がございます。

※諸般の事情により、展示内容が予告なく変更となる場合がございます。予めご了承ください。

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