アートギャラリー
熊本出身の銅版画家・前田由佳理の福岡では初となる個展を開催いたします。
また、会期中5日間限定で、銅版画のワークショップを開催いたします。
noteは「記録」という意味がある。
私が生きていく中での日々の出来事を作品を通して記録した。
日常を記録することで、「私という存在は何なのだろうか。」と自問し、
また私自身生きていることを感じることができる。
前田由佳理
(画像)『日常note』81.0×115.0㎝ エッチング+アクアチント+コラージュ+着彩 2022年
前田由佳理
熊本県生まれ。野菜や花などの身近なモチーフを扱いながら、そこに生と死を見出し、酸に腐食して創られていく銅版画の技法と重ね合わせています。
銅版画は、エッチング(腐食液の中に入れて金属の板を腐食させる)の工程をたどる。
腐食液の中に版をずっといれておくと、やがて溶けて無くなってしまう。
人間も動物も植物もこの世に生まれたものは老いて、やがては土に還って無くなってしまう。
この銅版画の腐食の行為が私の一貫したテーマである「生」と「死」と共通すると私は考える。
特に私は「生」に執着しているのかもしれない。
私という人間を形作るために一体どれだけの「命」や「もの」を取り込み、消費し、それらが血となり、骨となり、記憶を作ってきたのだろうかといつも考える。
私という存在や私の記憶のかけらが一つ一つ積み重なり、わたしを形作る。
同じく、版表現は、朽ち果てることで、作品として昇華していくと思う。
朽ち果てるもの、そして新たに生を得るもの。
相反する両者の積み重ねが私の考える版表現である。
『明るい職場』
120.0×125.0㎝ エッチング+アクアチント+コラージュ+着彩 2020年
『Vegetable Parfait』
ED.10 22.7×15.8㎝ エッチング+アクアチント+コラージュ+着彩 2016年
『プリン、あら どうも』
ED.20 24.5×18.2㎝ エッチング+アクアチント+コラージュ+着彩 2022年
『憂いの刻』
ED.15 20.7×25.1㎝ エッチング+アクアチント 2018年
『ぐらんぐらん』
ED.15 28.0×18.0㎝ エッチング+アクアチント+コラージュ+着彩 2022年
『トン・デ・リング』
ED.24 18.2×24.5㎝ エッチング+アクアチント+コラージュ+着彩 2020年
【5日間で15名さま限り】作家・前田由佳里から直接教わりながら銅版画の体験をしていただけます。
□開催日:2月18日(土)、19日(日)、23日(木・祝)、24日(金)、25日(土)
□開催時間:各日 ①午前10時30分〜午前12時 ②午後2時〜午後3時30分 ③午後4時30分〜午後6時
□開催場所:岩田屋本店 本館2階 Gallery CONTAINER
□参加費:おひとりさま6,600円
□ご予約方法:お電話(070-7028-6345 直通)、店頭にて、ご希望の日にち・お時間をお伝えください。
※当日は約9×13㎝の版画を制作していただきます。
※版画は水性のインクを使用しますが、万が一汚れてしまっても良い服装でご来場ください。(エプロン持参可)
※ニードルの使用が困難なお子さまには紙版画で対応も可能です。
※ 5日間で15名さま限りとなります。定員に達し次第締め切りとさせていただきます。予めご了承ください。
※数量に限りがある商品もございますので、品切れの際はご容赦ください。
※価格はすべて、税込です。
その他のニュース