
FASHION
2022.3.2UP
女性の夢を形にする、アートのように美しいシューズ。
シューズデザイナー、ロジェ・ヴィヴィエは、最初のアトリエをパリのロワイヤル通り22番地にオープン。世界中のセレブリティの女性のために、シューズのデザイン・制作をスタートさせました。自らの名を冠したメゾンを立ち上げたのは、1963年。フェミニンなエレガンスに情熱を注ぎ、有名なフランス刺繍工房の伝統技術を用いるなどして、シューズを芸術作品にまで昇華させたのです。彼はデザイナーであるとともに、類いまれなる才能を持つアルチザンでもありました。
ロジェ・ヴィヴィエは、多くのセレブリティの足元を彩ってきたことでも知られます。1953年、英国の女王エリザベス2世の戴冠式で、ヒールにジュエリーをあしらったゴールドのパンプスをデザインしたのをはじめ、ウィンザー公爵夫人、イランのソラヤ王妃、マレーネ・ディートリッヒ、エリザベス・テイラー、ブリジット・バルドーなど時代を代表する女性たちのシューズを手掛けました。中でも有名なのが、映画『昼顔』の主演女優、カトリーヌ・ドヌーヴ。劇中で、アイコニックなヒールとシルバーバックルのシューズを着用しています。
映画『昼顔』で〈ロジェ ヴィヴィエ〉のシューズを着用する、カトリーヌ・ドヌーヴ。
アイコンバックルシューズ「ベル ヴィヴィエ」。
2018年、ゲラルド・フェローニがメゾンのクリエーティブ・ディレクターに就任。メゾンの革新的なデザインと伝統は、その手によって未来へと続いていきます。これまでの人生すべてを、シューズとアクセサリーに関わり過ごしてきたフェローニ。彼のデザイン活動は、インテリアデザイン、アンティークジュエリーの収集、テノール歌手としてオペラを歌うことなど、アートへの情熱に大きく影響を受けています。クリエーティブ・ディレクター就任以来、そのユニークな経験値を、〈ロジェ ヴィヴィエ〉にもたらしています。
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