
FASHION
2021.11.2UP
ハイクオリティなカシミヤへのこだわり。
創業者のブルネロ・クチネリは、1978年に小さな会社を立ち上げ、カラーカシミヤで市場を席巻しました。彼は幼いころ、農業をやめて新たな職場に勤めた父が不遇な環境で働くのを見て、自分が「世界を注意深く見つめる観察者」となること、人間の論理的かつ経済的な尊厳を尊重できる仕事の形を作ることを夢見たと言います。それは今でも、メゾンのビジネスの根底に流れる考え方です。
創業者のブルネロ・クチネリ。
1985年〈ブルネロ クチネリ〉は、本拠地をイタリア・ソロメオ村に移します。移転当時より荒廃していた古城や住居の修復、ライブラリーやアートフォーラムの造営に注力。 2014年には、第2期修復事業として新社屋を含む約100 ヘクタールの谷側の地に、公園を作りました。公園は本社などを置く「産業公園」、サッカー場のある「スポーツ・運動公園」、果物ワインや野菜などを作る「農業公園」 の3つの機能を持ちます。もともとオリーブオイルや麦、ワイン作りが行われていたソロメオ村で、この公園は農業が息を吹き返す重要なエッセンスとなりました。
ソロメオ村全景。
公園全景。
公園内に作られたアーチ状のモニュメント。
バッカス像のあるワイナリー。
創業から一貫して、高品質なカシミヤにこだわる〈ブルネロ クチネリ〉。 クラシックで繊細なワードローブの一つひとつが、「流行に左右されないスタイル」を表現しています。創業者が大切にする偉人たちの価値観や理想を追求しながら、コロナ禍を経て森羅万象との新たな関係を結ぶことを提唱。その中で、ブランドにおいて重要なカシミヤを中心としたニットとの関係性を「終わらない物語=ネバーエンディングストーリー」とするメッセージを2020年に発信しました。しなやかで着心地のよいカシミヤのニットには、着る人と家族のストーリーが紡がれ、大切にされながら次世代に受け渡されます。
メッセージ:「終わらない物語=ネバーエンディングストーリー」のイメージビジュアル。
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