業界に新たな価値観を持ち込み、変化を起こそうと挑戦する新進気鋭アーティストを紹介する。ダダイズム的でありながら、枠にとらわれない多様なコラージュを生み出すKILLIMAN JAH LOW WORKS。クリエイティブ・イメージを象徴的に引用しつつ、コラージュとして再構築するNIIMI HIROKI。グラフィティで培ったマテリアルの知識や経験を生かした制作を得意とするnyke。新進気鋭アーティストは今何を考え、アートと向き合い、どんな未来を描いているのだろうか。
2013年から本格的にコラージュでの作品制作を独学で始める。ダダイズム的でありながら、枠にとらわれない多様なコラージュ作品を多数生み出しており、ミュージシャン・KOHH のアルバム『梔子』をはじめ、さまざまなミュージシャンのアートワークや、アパレルブランドとのコラボレーションなど活動の幅を広げている。
多摩美術大学卒業後、アートディレクターとして広告や、音楽、ファッションのアートディレクションをやりつつ作家活動を開始。「デジタル=不自由、アナログ=自由」の定義の元、デジタルの世界をアナログに落とし込むアートワークを展開。絵画を通し、「クリエイティビティ」の生産と消費を急速なスパンで繰り返す、今日のデジタル化された社会の状況を批判的に考察する。WEBやSNS上において使用され、そして放置されたデジタル広告をはじめとするクリエイティブ・イメージを象徴的に引用しつつ、それらイメージの断片を絵画というアナログなメディアに再構築する。
2004年ごろよりグラフィティを始める。2018年からアーティストとして活動を開始。グラフィティで培ったマテリアルの知識や経験を生かした制作を得意とする。
Instagram上でさまざまな現代アートを鑑賞できるバーチャルギャラリー「play8hours」。不定期で出題されるテーマをもとに、表現技法の異なるクリエイターたちがそれぞれのアプローチで作品を発表するというスタイルをとっており、これまで2度のバーチャルエキシビションを開催。このたび、スクリーンを飛び出し、「“Intro” CONTEMPORARY ART EXHIBITION」に登場。
東京在住。タブローのほか、壁画やライブペインティングなど、平面を中心に多彩な表現へと展開させている。風に揺れる植物や動物、焚き火、さざなみなど、形の定まらない動的なモチーフを定まらないままに、近視眼的な構図で抽象美を残しながらみずみずしく写実する。
名古屋出身福岡在住のグラフィックアーティスト、ペインター。ライブペイントをしたのをきっかけに活動を始める。雲や蛸の足のモチーフを好んで描いており、自分の頭の中にあるポップでダークな部分を様々な手法で表現し、近年ではタイ/韓国/台湾/マニラでの展示やライブペイントなど国内外での表現の幅も広げている。
グラフィックデザイン、イラストレーション、アニメーション、自身の個展などその時々によってスタイルを変え、活動は多岐に渡る。これまでにも国内外のさまざまなブランドなどにアートワークやアニメーションを提供。2021年6月、新宿伊勢丹とのアートプロジェクト『ISETAN 3D ART PROJECT』において自身のキャラクター"CHARLESTON"をフィギュア化しエキシビションを開催。同年9月には自身のアートワークを使用したENFÖLDとのコラボレーションアイテムを発表。また、HIPHOPダンスクルー「BIGDOGSS」としても活動し、木梨憲武氏のバックダンサーなども務めている。
身近にあったボールペンを絵筆としさまざまなカルチャーに影響を受け本格的な創作活動を開始。作品制作を中心に個展、ライブペイント、コミッションワーク、壁画制作など多岐に渡る活動を展開、日々実験と発見の追求を楽しんでいる。その手によって生命を与えられた有機質と無機質は緻密で流麗な線となり、絡み合いながら無限に展開してゆく。
1984年生まれ。愛知県名古屋市出身、在住。2010年頃から木炭やパステルによるドローイングの制作を始める。以降、画材を試行しながら平面作品を中心に制作を続ける。他、コラージュ、アニメーションなど。近年は「家族」をモチーフに制作を進めている。今回、出展の作品は父親の遺骨の画。
福岡県出身。草花をモチーフにしたものや画面上をずらした表現、テキスタイルワークなど横断的なメディアで作品を発表。これまで、サッポロビール・リブランディングビジュアル/読売新聞 元旦広告掲載(2020-2022)箱根駅伝 CM出演(2021-2022)ほか、NIKE、MONTBLANC、スターフライヤーなどへの作品提供、コラボレーションを行う。作品制作と並行しグラフィックデザイン、テキスタイルデザインなども多数手掛ける。
その他のおすすめイベント